不動産の購入は金額が大きく人生でも大きな買い物になるのではないでしょうか?不動産会社に相談してから購入するまで長くて1年以上探している人もいるため、担当してくれる不動産営業マンは信頼できる人にお願いしたいものです。
不動産の購入をスムーズにできるかどうかは、担当してくれる不動産営業マンが「できる営業マン」かどうかによって左右されます。
しかし、どんな不動産営業マンが担当してくれるかは決まっていないため、どんな営業マンが担当してくれるかは「運」次第になります。
運が悪く良い不動産営業マンが担当してくれないと、
- 良い物件を紹介してくれない
- 契約を急かさられる
- 悪い物件を契約させられる
- 希望を汲み取ってもらえない
- 手続きがスムーズに進まない
などデメリットばかりです。これではせっかくの不動産購入が失敗する可能性が高くなります。
しかし、ここで問題なのが、「良い営業マンと悪い営業マンを見極めることができない」という事です。不動産の知識がない一般人が「できる営業マン」かどうかを判断することは非常に難しいです。
しかし、良い不動産営業マンかどうかを見極める方法は存在します。今回はこの良い不動産営業マンの見極め方を7つ紹介していきます。
\この記事を読んで欲しい人/
- 良い営業マンに対応してもらいたい
- 悪い営業マンに騙されないか心配
- 購入で後悔したくない
1.資格を持っている
不動産営業に役立つ資格は「宅地建物取引士」「賃貸不動産経営管理士」「ファイナンシャルプランナー」など複数あります。
新入社員であれば仕方ありませんが、2~3年以上の経験がある人であれば資格を持っていることは当たり前です。特に「宅地建物取引士」は不動産の専門知識がわからなければ取れない資格で営業マンは必須の資格と言っても過言ではありません。
資格が仕事をするわけではありませんが、資格を持っている=勉強しているという事は間違いありません。資格を持っていない人よりも持っている人の方が勉強熱心で仕事に対する意識も高い可能性があります。
担当する営業マンの名刺に資格が記載されているので確認してみましょう。
2.コミュニケーションが取れる
当たり前ですが、コミュニケーションが取れるかどうかは非常に重要です。
「買った方がいいですよ!」「この物件がおすすめですよ!」など一方的な営業マンは良い営業マンとは言えません。
コミュニケーションをとってお客様の希望をヒアリングすることができる営業マンが良い営業マンと言えます。
「こちらの希望や要望を汲み取った受け答えができていない」
「質問に対しての返答が的を得ていない、、、」
など会話をスムーズにできない営業マンの場合は、良い物件であっても手続きがスムーズにいくはずがありません。
会話をしていてうまくコミュニケーションが取れていないと感じたらその担当者から家をかうことはお勧めしません。
3.悪いところも伝えてくれる
紹介してくれる物件の良いところはもちろん悪いところも包み隠さず教えてくれる方が安心して購入することができます。しかし、欠陥や瑕疵(雨漏れや事件、事故のある物件)を伝えずに購入させようとしてくる場合もあります。
良いところばかり伝えて欠点がないような言い方をしてくる営業マンには注意が必要です。
リスクを理解したうえできちんと悪いところも説明してくれる営業マンの方が安心して購入することができます。
もし良い事ばかり喋ってくる営業マンがいたら「この物件の悪いところは何ですか?」と聞いてみましょう。少なくとも一つはあるはずです。「悪いところは何もないです!」と言ってきたら要注意です。
4.レスポンスが早い
良い営業マンかどうか判断するうえでレスポンス(返信や返答の速さ)も判断材料になります。
良い営業マンは、お客様の質問に対してわからないことがあれば迅速に調べて丁寧に説明してくれたり、メールや連絡の返信・反応も早いものです。
購入するかどうかの催促だけは早いのに質問の返答は遅くて曖昧なんて営業マンは避けた方が良いでしょう。
5.住宅ローン・税金の知識に詳しい
不動産の購入には住宅ローンや税金の知識がないと何百万円と損することがあります。
そのため担当する営業マンが住宅ローン・税金の知識を理解していないと損する可能性が高くなります。
住宅ローンはどこの金融機関が良いのか?税金の手続きはどのようなものがあるのか?を質問してみて答えられないようであれば注意が必要です。シミュレーション、比較検討もせずに会社と取引がある金融機関の住宅ローンを勧めてくる可能性もあります。
反対に金利やお客様の状況に合わせて最善の住宅ローンを紹介してくれたり、利用できる税金の控除の手続きなど具体的に答えてくれる営業マンは「良い営業マン」と言えるでしょう。
6.申込・契約を急かしてこない
悪い営業マンはとにかく自分の利益を優先して対応してきます。そのため申込や契約を急かしてくることがあります。
「今日申込しないとほかの人が申込するよ!」
「申込して押さえておかないと他の人に取れるよ」
などと申込することを煽ってきたら注意が必要です。実際にはそんな人はいないケースがほとんどで早く申し込みが欲しいことを理由に言ってくる決まり文句のようなものです。
「ほかの物件と検討してから決めます」と言ってみると良いでしょう。悪い営業マンであればすぐに申込をしてれないお客様には冷たい対応になるため、反応を見てみましょう。
良い営業マンはお客様の状況に合わせて物件を紹介してくれたり、不安を解消するために丁寧に説明してくれます。
自分よがりに申込を急かしてくるようであれば気をつましょう。
7.費用の説明が丁寧
不動産購入にはたくさんの諸費用が掛かります。仲介手数料、登記費用、融資手数料、印紙代など初めて聞くような単語がたくさん出てきます。
一つ一つ細かく丁寧に説明してくれる営業マンは良い営業マンと言えます。逆に「諸費用」と一括りにして曖昧な説明しかしてくれない営業マンは悪い営業マンと言えます。
費用の詳細がわからないまま高額な手数料を請求されたら疑いたくなくても疑わざるを得ません。このようなことがないようにあらかじめ諸費用について確認するようにしましょう。
「費用の詳細を教えてください」と聞いて詳細を答えられない、曖昧な返答でごまかされるなどの対応されるようであれば注意が必要です。
経験年数は当てにならない!
ここまで読んでみて「経験年数が長い営業マンだったら大丈夫でしょ?」と思い込んでいる人がいたら、それは危険な判断です。
実際にお客様を対応していると経験年数を聞かれることがよくありますが、「経験が長い=良い営業マン」ではないという事は覚えておきましょう。不動産業界の経験だけ長くても知識をあまり覚えていない営業マンも実際にたくさんいます。
かえって経験1~2年目の営業マンの方が熱心に対応してくれたり、親身に対応してくれる場合もあります。
もちろん経験が長くてしっかりとした対応をしてくれる営業マンもいます。ただ、経験が長いから信頼できるという考えは捨てるようにしましょう。
まとめ
良い営業マンの見極め方を大きく分けて7つ紹介してきました。
- 資格を持っている
- コミュニケーションが取れる
- 悪いところも教えてくれる
- レスポンスが早い
- 住宅ローン・税金の知識に詳しい
- 申込・契約を急かしてこない
- 費用の説明が丁寧
私がお客様を対応するときに心がけていることでもありますが、間違いなく良い営業マンはこの7つはクリアしています。シンプルに良い営業マンはお客様の希望をヒアリングして自分ができる最善の提案をしてくれる人です。
しかし、どの営業マンが担当してくれるかはほぼ運次第です。そのため自分で良い営業マンかどうか判断できるこの7つのポイントを抑えておくようにしましょう。
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