固定金利と変動金利どちらが良いかわからないという方は多いのではないでしょうか?
そもそも固定金利と変動金利をよく理解していない人も多いかもしれません。
固定金利と変動金利について理解していないまま住宅ローンを組んでしまうと、返済金額が大きく変わってくるため損をしてしまうなんてことにもなりかねません。
今回は固定金利と変動金利のメリット、デメリットをご紹介していきます。
ちなみにどちらを選ぶかと言われれば変動金利です!
その理由も説明していきます。
固定金利と変動金利の違い
そもそも金利とはどのようなものなのでしょうか?
簡単に説明すると『利息』です。
住宅ローンに限らず利息として金利が発生します。
固定金利とは読んで字のごとく金利が『固定』されている固定金利、反対に金利が『変動』する変動金利となります。
それぞれ借入期間中に金利が変わるか変わらないかの違いがあります。
ではそれぞれどのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか?
固定金利のメリット、デメリット
固定金利のメリットは借入期間中の金利が一定というところが最大のメリットです。
金利が一定だと下記のようなメリットがあります。
- 月々の返済金額が一定
- 金利の変動リスクに怯える心配がない
- 将来の資金計画、返済計画がしやすい
月々の支払金額が変わらないため将来の資金計画がしやすくなります。また変動金利のように金利が変動しない分、支払金額が増える心配もありません。
しかし、固定金利だと下記のようなデメリットがあります。
- 金利が高いため返済金額が高くなる
- 将来金利が下落した時に不利になる
固定金利は一般的に変動金利より高くなります。そのため月々の支払金額が変動金利より高くなることがほとんどです。
また将来金利が下落して月々の支払金額が減る恩恵を全く受けることができません。
変動金利のメリット、デメリット
変動金利のメリット、デメリットを見ていきましょう。
変動金利のメリットは
- 固定金利よりも金利が低いため返済額が安くなる
- 金利が上昇しなければ低い金利で返済を続けられる
が挙げられます。
変動金利は固定金利より低いため、月々の返済金額が安くなります。
また金利が低いままだとずっと低い金利で返済をすることができます。
ただ逆を言えば
- 金利が上昇する可能性がある
- 金利上昇により返済金額が上がる可能性がある
- 将来の資金計画が立てづらい
などのデメリットがあります。
将来返済金額が変動するリスクがあるため、資金が必要なタイミング(子供の進学、退職後など)に負担が増える可能性があると大変です。
ではどちらの金利が良いか説明していきます。
おすすめはズバリ変動金利!
冒頭でもお伝えしたようにどちらがお勧めかというと『変動金利』です!
理由は単純で『金利が低い』からです。
変動金利と言っても常に返済金額が変動する訳ではありません。変動金利は半年に1回見直されますが、実際に返済金額が見直しされるのは『5年に1回』なのです。
これは5年ルールと言います。※適用していない金融機関もあります。
さらに仮に金利が上昇して返済金額増えたとしても増える上限幅が125%、つまり1.25倍以上に返済金額が増えることはありません。
また、ここ数年は低金利で推移しています。
仮に金利が上昇したとしてもすぐに返済額に影響があるわけではないので、借り換えなどを検討する時間も十分にあります。
上記の理由から変動金利がお勧めです。
ただ、金融機関によっては適用金利に幅があるため固定金利の方が安く借りられる場合もあります。
迷ったら総返済額を試算してみて返済額が安くなる方を利用するようにしましょう。
まとめ
この記事のまとめです。
変動金利のメリット、デメリット
- メリット:金利が低い
- デメリット:返済金額が変動する可能性がある
固定金利のメリット、デメリット
- メリット:返済金額が一定で将来の計画が立てやすい
- デメリット:金利が高い
変動金利と固定金利のメリットデメリットを解説してみましたが、いかがだったでしょうか?
それぞれの状況や返済計画によってそれぞれの良さを最大限生かせる方法を検討してみてください。
コメント