マイホームの購入を検討しようと思った時に『戸建てかマンションか?』で悩む人は多いのではないでしょうか?
アパートにしか住んだことがない、戸建てにしか住んだことがない、などでどちらが良いか悩むことも多いはずです。
戸建てとマンションにはそれぞれにメリット・デメリットがありどちらの方が必ず良い!という事はありません。
しかし、それぞれの状況や優先するポイントによって戸建てとマンションのどちらがお勧めか判断することが出来ます。
今回は戸建てとマンションのメリット・デメリットを
『価格』『資産性』『生活環境』
の3点に注目して解説していきます。
戸建てとマンションのメリット・デメリット
ではさっそく戸建てとマンション、それぞれのメリット・デメリットについて解説していきます。
戸建てのメリット・デメリット
戸建てのメリット・デメリットは以下の通りです。
戸建ての最大のメリットはマンションと比較して建物面積が広いことです。
なぜなら3LDKのマンションは約70~80㎡の面積が多く、戸建ての場合は約80㎡~100㎡の面積が多く約10~20㎡は広いためです。
広い部屋を求めている人にとっては、マンションの場合間取りのパターンが決まっているため戸建ての方が向いていると言えます。
また戸建ての場合はマンションのように管理規約などもないため、例えばペットを飼ったりピアノを弾いたりすることも自由です。
反対に戸建てのデメリットは建物、敷地の管理・メンテナンスを自分で行わなければいけないなど管理・維持に関する点が挙げられます。
戸建ての場合は外壁や屋根の補修、塗装が経年劣化によって約10年~15年に一度は行うタイミングが来ます。
更に敷地が広いと夏場は雑草、雪国であれば冬は除排雪の作業もあるため負担が増えます。
年齢が若いうちは大丈夫でも年を取った時のことを考えると抵抗がある人も多いのではずです。
マンションのメリット・デメリット
比べてマンションのメリット・デメリットを確認していきましょう。
下記の表をご覧ください。
マンションのメリットはセキュリティがしっかりしていて安全に生活できることが挙げられます。
オートロックや管理人が常駐していたり、監視カメラも設置されているため防犯の面で安全に生活することが出来ます。
またマンションは駅から徒歩圏内の場所に多く建築されている場合が多いため、戸建てよりも立地が良い場所で生活することが出来ると言えます。
立地が良い駅近くで戸建てを購入しようとすると土地価格が高いため、場合によってはマンション購入よりも費用が掛かる可能性があります。
資産性の観点から考えるとマンションは法定耐用年数が戸建てよりも長いため、資産価値が高くなり同じ築年数でも戸建てよりも高く売却できる可能性があり、売却しやすいと言われています。
※土地の価格相場が高いエリアは反対に戸建ての方が資産性が高い場合もあります。
反対にデメリットは上下左右に生活している人がいるため音のトラブルに注意が必要なこともあります。
管理規約などルールもあるため、窮屈に感じる人も多いはずです。
価格も戸建てより高い傾向にあるため、そもそも予算オーバーになる可能性もあります。
戸建てと違って管理費・修繕積立金・駐車料など住宅ローンを完済してしまっても毎月固定費がかかる点もデメリットと言えるでしょう。
戸建てに向いている人、マンションに向いている人
それぞれのメリット・デメリットがわかったと思います。
それではメリット・デメリットを踏まえて家族状況、優先条件を想定して戸建てとマンションのどちらに向いているか説明していきます。
戸建てに向いている人
まず戸建てに向いている人の条件、特徴をご説明します。
①広い間取りで生活したい
前述したようにマンションより戸建ての方が間取り、延べ床面積が広い傾向にあります。
そのため広い室内で快適に生活したい場合はマンションより戸建ての方が向いていると言えます。
また戸建てだと土地面積が広いと家庭菜園などもできるためお勧めと言えます。
②子供の生活音が気になる
3歳~6歳、小学生のお子さんがいる家庭で生活音が気になる(足音など)場合はマンションだと近隣とのトラブルになる場合があります。
気になる場合は戸建ての方が上下の音を気にしなくても良いため精神的に楽に子育てすることが出来るでしょう。
子供が楽器遊びを行っても安心ですね。
③ペットを飼っている
マンションには管理規約と言ってマンションの中のでルールが存在します。
マンションによってはペットの飼育を制限したり、そもそも飼育事態を禁止している場合もあります。
現在ペットを飼育している、またはこれから飼育したいと思っている人でマンション購入を検討する場合は、ペットが飼育可能かは必ずチェックしましょう。
④希望エリアが駅地近くではない場合
希望エリアが駅近くになると、戸建て物件を購入することは難しくなる場合があります。
なぜなら駅近くはマンションや商業施設が多く土地を購入して家を建てる、または中古や建売を購入するのは費用が高くなる場合があるためです。
希望のエリアが駅近くでなくても良い場合は戸建ての方が購入しやすいと言えます。
⑤希望の間取がある、こだわりがある
間取りにこだわりがあって希望の間取が決まっている場合は戸建て(注文住宅)があっていると言えます。
マンションの場合はある程度間取のパターンが決まっているため、戸建てに比べて自由度が少ないためです。
マンションもリノベーションなどで間取を変更できますが、そもそもの面積が戸建てより狭いことや管理規約で制限がある場合もあるため向いているとは言えないでしょう。
マンションに向いている人
反対にマンションの購入が向いている人はどうでしょうか?
①駅近隣で探している
マンションは駅近くに多いため、駅近くで物件を探している場合はマンションの方が件数が多く向いていると言えます。
駅近くに土地を購入して家を建てたり、中古住宅を購入するとなると土地価格が高く割高になるのでマンションの方が安く購入できる場合もあります。
②セキュリティを重視している
戸建てと比べてマンションの方が管理人在中やエントランスのオートロック、監視カメラなどセキュリティが良くなっています。
一人暮らしでセキュリティを重視している場合は戸建てよりマンションの方が安心です。
③敷地の管理が面倒な場合
戸建ての場合は土地が広いと庭で家庭菜園やバーベキューなど活用方法によって楽しむことがメリットと言えます。
ただし、その分雑草の手入れや雪国であれば除排雪など敷地の管理に気を使わなくてはいけません。
マンションの場合は管理人が共用部の清掃などを行ってくれるため、戸建てに比べて管理がかなり楽になります。
駐車場も立体駐車場や融雪駐車場が多いため雪国でも安心です。
④売却する予定がある
将来的に売却する予定があるという場合はどうでしょうか?
戸建てとマンションの法定耐用年数は異なっており、マンションの方が耐用年数が長くなっています(木造22年、鉄筋コンクリート造47年)。
※居住用の場合の耐用年数となります。
そのため売却するときはマンションの方が高く売却できる可能性が高いという事です。
実際に近年ではリノベーション物件なども流行した背景もありマンションの需要が高くなっています。
売却の予定が決まっている場合はマンションの方が良いと言えるでしょう。
まとめ
説明してきたようにマンションと戸建てどちらが良いかはメリット・デメリットを把握したうえで、自分の条件にどちらがあっているか判断することが重要と言えます。
購入にあたって迷っている場合は上記の内容を是非参考にしてみてください。
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